4大大会主催者 うつ告白の大坂サポートを表明「可能な限り支援したい」

[ 2021年6月3日 05:30 ]

全仏オープン1回戦に勝ち、手を上げる大坂なおみ(AP)
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 テニスの4大大会の主催者は1日、全仏オープン女子シングルス2回戦を棄権し、うつに苦しんできたと告白した大坂をサポートすると表明した。

 フランス連盟のモレトン会長ら4者の署名入りで「コートを離れている間、可能な限りの支援を提供したい」と共同声明。大坂を「感じている重圧や不安を自らの言葉で明らかにした」と称賛し、選手たちが抱える精神面の問題解決に共同で取り組むとしたが、「どの選手も不当に有利にならないよう、スポーツにはルールや規制が必要だ」とくぎを刺すのも忘れなかった。

 この日も多くの選手やスポンサーが大坂支持を表明。男子世界ランク1位のジョコビッチ(セルビア)は「今の選手はSNSでファンと直接交流できる。なおみもSNSで表現する力をつけた」と記者会見が時代遅れとの持論を展開した。一方でAP通信は「会見で質問することは正当な行為。ノーコメントで通すこともできたし、周囲も介入すべきだった」と指摘。「戻ってきたら、さらに多くの質問に答える状況になる」と懸念を示した。

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2021年6月3日のニュース