米カレッジバスケの名将が今季限りで勇退 デューク大のシャセフスキー氏が監督生活に別れ

[ 2021年6月3日 08:15 ]

今季限りで勇退するデューク大のシャセフスキー監督と次期監督となるシャイヤー氏(AP)
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 米男子カレッジ・バスケットボール界の名将でデューク大(ノースカロライナ州)を5度の全米王座に導き、北京、ロンドン、リオデジャネイロの五輪3大会でNBA軍団を率いて金メダルを獲得した「コーチK」ことマイク・シャセフスキー監督(74)が今季限りで勇退。同校でガードとしてプレーし、2017年からアシスタントコーチ(AC)を務めているジョン・シャイヤー氏(33)が来季から後任の指揮官になる運びとなった。

 陸軍士官学校でプレーしたシャセフスキー氏は1975年から5シーズン、母校を率いたあと1980年5月にデューク大の監督に就任。NCAAトーナメント(全米大学選手権)には35回、その中の「ファイナル4」には12回進出し、全米王座を5回(91、92、01、10、15年)獲得した。陸軍士官学校時代を含めて監督通算1170勝(デューク大では1097勝)は男子のカレッジバスケではでは史上最多。“教え子”の中からNBAドラフトの1巡目で28人が指名されているが、昨季はNCAAトーナメントへの進出を逃していた。

 シャイヤー氏は現役時代は196センチのシューティング・ガード。ジェイソン・テータム(現セルティクス)やザイオン・ウィリアムソン(現ペリカンズ)といった有力選手のリクルートに尽力したACで、当初はハーバード大の監督でデューク大でAC歴のあるトミー・アマカー氏(55)が候補に挙がっていたが、デューク大は最終的にシャイヤー氏を選択したと伝えられている。

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