バレーボール 2回目ワクチン接種が開幕ギリギリ、イタリアでNL参戦中

[ 2021年6月3日 05:30 ]

2020+1 DREAMS 五輪開幕あと50日、選手&関係者が抱える不安

女子代表は5月、国内で中国との強化試合が行われた
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 昨年国際試合ができなかったバレーボール男女代表は、5月1日にはテスト大会を兼ねて中国と対戦。19年W杯以来、男子は約1年6カ月、女子は約1年7カ月ぶりに海外チームと戦った。世界を転戦するネーションズリーグ(NL)は当初開催が危ぶまれていたが、イタリア・リミニでの集中開催となり、現在は男女ともに参戦中。海外勢との貴重な実戦の場となっており、試合勘の不安は払しょくできそうだ。

 一方で、ワクチン接種のスケジュール問題が浮上している。NLには接種せずに参加。1次リーグを勝ち上がり、決勝大会に進出した場合、女子が25日、男子は27日まで試合がある。帰国後に1回目を接種し、原則に沿って3週間の間隔を空けると、2回目の接種は五輪開幕前ぎりぎりとなる。女子の中田久美監督は出国前に「現場にもしっかりとした情報、数値的な目安、期限を提示していただけるとありがたい」などと声を上げていた。帰国後の対応について、現時点では未定。接種を望んでも、断念せざるを得ないかもしれない。

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2021年6月3日のニュース