ジャズも8強入り ホークスは5年ぶりに1回戦突破 地区準決勝で39年ぶりに76ersと対決へ

[ 2021年6月3日 14:19 ]

勝利が決まってハイタッチをかわすジャズのミッチェル(AP)
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 NBAは2日にプレーオフ1回戦の4試合を行い、東地区第1シードの76ersに続いて西地区第1シードのジャズも1回戦を突破して“8強”に勝ち上がった。

 ジャズは地元ソルトレイクシティー(ユタ州)で、西地区全体9位ながら「プレー・イン・トーナメント」を勝ち抜いて第8シードとなっていたグリズリーズを126―100(前半75―49)で下して4勝1敗。第2戦から復帰したドノバン・ミッチェル(24)が前半の26得点を含む30得点を稼いで勝利に貢献した。このシリーズでは初戦を落としたものの、この日は最大35点差で快勝して4連勝。ジャズは3年ぶりに1回戦を突破した。

 東地区第5シードのホークスは敵地ニューヨークで第4シードのニックスを103―89(前半52―47)で退けて4勝1敗。トレイ・ヤング(22)が36得点と9アシストをマークしてチームを引っ張り、5年ぶりにシリーズを制覇した。東地区準決勝ではこの日ウィザーズを4勝1敗で下した第1シードの76ersと対戦。ホークスがプレーオフで76ersと顔を合わせるのは1982年1回戦(0勝2敗で敗退)以来、39年ぶり3回目となった。なお東地区では準決勝のカードが確定。第2シードのネッツは5日から第3シードのバックスとのシリーズに突入する。

 西地区第5シードのマーベリクスはロサンゼルス(カリフォルニア州)で第4シードのクリッパーズに105―100(前半56―54)で競り勝って3勝2敗。先発5人の平均身長がクリッパーズを8・8センチ上回る208・4センチという“ビッグ・ユニット”で試合に臨み、ルカ・ドンチッチ(22)が42得点、8リバウンド、14アシストを挙げて、ファイナルで優勝した2011年以来となるシリーズ制覇に王手をかけた。

 クリッパーズはポール・ジョージ(30)が23得点、カワイ・レナード(29)とレジー・ジャクソン(31)がそれぞれ20得点を記録し、第4Q残り2分13秒で10点差をつけられながら残り39・5秒に1点差まで猛追。しかし残り8・8秒、ニコラス・バトゥーム(32)が試みたゴール下のシュートはリングに嫌われて逆転機を逃した。

 なおこのカードはここまでビジターチームが5戦全勝。第6戦はマーベリクスの本拠地ダラス(テキサス州)で4日(日本時間5日)に行われる。

 <2日の結果>
 ▼東地区1回戦
(1)76ers(4勝1敗)129―112(8)ウィザーズ(1勝4敗)
(5)ホークス(4勝1敗)103―89(4)ニックス(1勝4敗)
 ▼西地区1回戦
(1)ジャズ(4勝1敗)126―110(9)グリズリーズ(1勝4敗)
(5)マーベリクス(3勝2敗)105―100(4)クリッパーズ(2勝3敗)
 *カッコ内の数字は地区内全体順位

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