バレー男子日本代表・石川祐希、来季もミラノでプレー「楽しみだし、期待していただきたい」

[ 2021年5月15日 11:55 ]

オンライン取材に応じたミラノの石川祐希(所属事務所提供)
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 バレーボール男子日本代表の石川祐希主将(25)が15日、オンライン取材に応じ、来季もイタリア1部のミラノでプレーすることを明かした。同日、所属事務所からもミラノとの契約更新が発表された。

 中大1年からイタリアで挑戦を重ね、今シーズンで6季目を迎えた。レギュラーシーズンでの302得点、サービスエース17本、レセプション(Aパスのみ)96本はいずれもチーム最多。CEVチャレンジカップでは頂点に立ち、石川にとってプロ初タイトルも獲得した。「自分自身の可能性が、まだあるなと感じられたシーズンだった」と充実した表情で振り返った。

 一方で悔しさもある。チームはリーグ戦を8位とし、プレーオフ進出を果たしたが、3月に行われた強豪ペルージャとの準々決勝に敗れ、4強入りならず。最終順位は6位で、目標としていた5位以内には届かなかった。来季もミラノに残る理由は「(目標まで)あと一歩だったという悔しい思いがあって決断した」。今季を戦い終えて得た手応えはある。来季に向けて「楽しみだし、期待していただきたい。もっとパフォーマンスを上げられる自信はある」と語った。

 4月25日(日本時間26日)がイタリアでの今季最終戦で、同30日に帰国。日本代表は今月28日からイタリア(リミニ)で行われるネーションズリーグに参戦ため、そのまま残ることもできたが「キャプテンを務めさせていただくのでチームを見ておきたい」と帰国を選択した。日本では2週間の隔離生活を送ったが「コンディションは良い状態を維持できている」と万全。イタリアでさらなる高みを見据える日本のエースが、まずは東京五輪で、その実力を見せつける。

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2021年5月15日のニュース