トヨタの元NZ代表主将リードが現役引退 豪州代表主将のフーパーも退団意思明かす

[ 2021年5月15日 17:30 ]

ラグビー日本選手権兼トップリーグ・プレーオフトーナメント準決勝   パナソニック48―21トヨタ自動車 ( 2021年5月15日    花園 )

<パナソニック・トヨタ自動車>逆転負けを喫したトヨタ自動車フィフティーン(撮影・成瀬 徹)
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 トヨタ自動車の共同主将で元ニュージーランド代表主将のNo・8、キアラン・リード(35)が現役引退を表明した。パナソニックに敗れてトップリーグ初優勝を逃し、加入2年目のシーズンが終了。「選手としては日本で終わるつもりで、プロのラグビー選手としては今日が最後の試合だった」と明かした。「今後はニュージーランドに戻って家族と会うことを凄く楽しみにしている。今後どうするかは考えていない。トヨタ自動車でのラグビーは楽しかった」などと話した。

 リードはニュージーランド・オークランド郊外の生まれで、スーパーラグビーでは07~19年にクルセーダーズでプレー。ニュージーランド代表には08年に初選出され、11、15年W杯連覇など128キャップを記録。13年から19年W杯日本大会までは主将も務めた。13年には世界最優秀選手にも選出された。昨季のトヨタ自動車加入以降のファンや関係者のサポートに感謝を述べ、「日本ではアタック重視のいいスタイルのラグビーがプレーされていて、それが日本代表にも現れている。今後も期待している。トヨタでは大多数の選手が社員として働いているのも称賛に値すると思う」と語った。

 また、今季トヨタ自動車に加入したオーストラリア代表のフランカー/No・8マイケル・フーパー(29)も退団する考えを明らかにした。23年フランスW杯を見据えてオーストラリアに戻る予定を明かし、「日本ではいい時間を過ごせた。チャンスがあればまた戻ってきたいが、現時点では考えていない」とした。

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2021年5月15日のニュース