御嶽の意地、貴景勝撃破 4大関から後れ…三役在位24場所「万年候補」脱却だ

[ 2021年5月11日 05:30 ]

大相撲夏場所2日目 ( 2021年5月10日    両国国技館 )

貴景勝(左)を押し倒しで破る御嶽海(撮影・久冨木 修)
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 御嶽海が貴景勝を押し倒し、2連勝を飾った。三役在位24場所目の“万年大関候補”は4大関が番付トップの場所で意地を見せている。21場所ぶり大関復帰の照ノ富士は北勝富士を送り出し、大関陣で唯一の連勝発進。朝乃山は明生に押し出され、カド番の正代は若隆景の寄りに敗れ、2日目で3大関に土がついた。

 我慢比べで貴景勝を押し込むと、一気に勝負に出た。御嶽海が低い姿勢で攻め立て、逆転も許さず土俵下へ押し倒した。結びの一番で4大関の一角を崩して2連勝。「(内容が)良かった。体も動いてたし。途中ちょっと引きに転じられたが、残してまた前に持っていけたので良かった」と自賛した。

 立ち合いは押し込まれたが、下から攻めて冷静に対応した。逆襲にも遭ったが、右を差して土俵中央に戻した。主導権を握り返すと、最後は相手に引かせた。土俵下の伊勢ケ浜審判長(元横綱・旭富士)も「下から攻めて相手の動きを見ていた」と評価。自身も「御嶽海らしい相撲を見せられた」とうなずいた。

 これまで稽古不足を指摘されることもあったが、今場所に向けた合同稽古では精力的に汗を流した。参加力士最多の番数をこなすなど、生まれ変わった姿を見せ、「今までの(合同稽古の)中で一番良かった」と充実の表情を見せていた。照ノ富士が大関復帰を果たすなど、ライバルたちに先を越され、ようやく尻に火が付いた。

 9日の母の日は地元・長野にいる母マルガリータさんにカーネーションをプレゼント。母からは「いっぱい自撮りした写真」が送られてきた。2日連続白星も贈った息子の額には血がにじんでいたが「大関とやる時はいつもこうなる。顔の傷は勲章だと思って残りも頑張りたい」と目を輝かせた。

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