女子代表・一山 五輪コースで自己新V ハーフで“予習”バッチリ、難所“北大カーブ”も攻略

[ 2021年5月6日 05:30 ]

札幌チャレンジハーフマラソン ( 2021年5月5日    札幌・大通公園~東京五輪マラソン中間点 スタート時の天候=曇り、気温11度、湿度52%、北北東の風1・5メートル )

札幌チャレンジハーフマラソンで1時間8分28秒をマークして優勝した一山
Photo By 代表撮影

 東京五輪のマラソンテスト大会を兼ねて行われ、女子代表の一山麻緒(23=ワコール)が自己記録を21秒更新する1時間8分28秒で優勝した。コース最大の難所、曲がり角が7回連続する「北大カーブ」も難なくクリア。五輪本番でも使用されるコースで好結果を出し、東京五輪メダル獲得の攻略法をつかんだ。男子五輪代表の服部勇馬(27=トヨタ自動車)は24位だった。

 一山がプレ五輪で価値ある金メダルを獲得した。本調子ではない中でも自己ベストをマークしてコースとの相性の良さを証明。「自己ベストも出したかったし、勝負にもこだわりたかった。(五輪のコースは)とても走りやすかったです」と好材料をつかんだ。

 一歩一歩。一山は3カ月後に実際に走る五輪コースを確認するように完走した。20キロ手前の北大付近までは代表の鈴木、補欠の松田と3人で並走したが、北大の細かなカーブでも減速せずに抜け出してライバルに先着。「カクカクしている」と表現した、右に4回、左に3回の曲がり角が続く北大構内のテクニカルな場所も攻略し「五輪本番ではもっとゆとりを持って1周を通過したい」と語った。

 恒例となった海外の高地トレーニングは新型コロナの影響で難しいが、その代わりに五輪までは標高約1700メートルの長野県東御市で準高地合宿を予定。永山忠幸監督の出す鬼メニューをこなしながら、勝負のその日まで鍛錬を続ける。「まだ自分の走っている状態は万全には持ってこられていない。残り3カ月で状態を上げて、本番では私らしい元気な走りを見せたい」。真夏の札幌で再び金メダルを掲げることを誓った。

 ◆一山 麻緒(いちやま・まお)1997年(平9)5月29日生まれ、鹿児島県出水市出身の23歳。小学校から陸上を始め、16年に出水中央高からワコールに入社。初マラソンとなった19年東京で日本人トップの7位入賞。20年3月の名古屋ウィメンズマラソンで優勝し東京五輪代表に決まった。自己ベストは2時間20分29秒。

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