ウィザーズが今季3回目の1点差負け 八村は病気で欠場 あすラプターズ戦

[ 2021年5月6日 11:51 ]

バックスのタッカーから反則を受けるウィザーズのビール(AP)
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 NBA東地区全体10位のウィザーズは5日、今季最終ロード(5連戦)の初戦に臨み、敵地ミルウォーキー(ウィスコンシン州)で同3位のバックスと対戦。八村塁(23)は「新型コロナではない病気」という理由で欠場(今季14試合目)した。

 試合は134―135(前半71―71)の1点差で敗れて30勝36敗。第3Q終了時点で8点を追う展開から第4Qの出だしで連続11点を奪って3点をリードしたものの、その後の接戦をものにすることができなかった。残り5分から4度同点にしたもののフリースローを9本中4本失敗。勝機がありながら勝ち越すことはできなかった。

 このカードは6点差、11点差、1点差で今季3戦全敗。1点差の敗戦は今季3度目でここ3試合では2度目となった。今季のプレーオフ進出に可能性を残す下限は地区10位だが、ウィザーズは11位のラプターズ(27勝39敗)とは残り6試合となった段階で3ゲーム差。“最後の1枠”を争っている両者は6日にタンパ(フロリダ州)で激突する。一方、9位のペイサーズもキングスに93―104(前半47―56)敗れて30勝35敗。ウィザーズとの0・5ゲーム差はそのままとなった。

 ラッセル・ウエストブルック(32)は29得点、12リバウンド、17アシストで今季33回目のトリプルダブル。通算では179回目となり、オスカー・ロバートソン(元ロイヤルズほか)が保持しているN4BA記録(181)にあと「2」と迫った。得点部門2位のブラドリー・ビール(27)は42得点。今季平均では31・14となり、1位ステフィン・カリー(33=ウォリアーズ)の差は0・39となった。

 バックスは今季平均20・4得点を挙げていたクリス・ミドルトン(29)が膝を痛めて欠場したものの、4連勝を飾って42勝24敗。大黒柱のヤニス・アデトクンボ(26)は23得点をマークしながら残り1分54秒に6反則目をコールされて退場となったが、ドリュー・ホリデー(30)が29得点を稼ぎ、16得点のパット・コナートン(28)が土壇場で2本の3点シュートを沈めて2位ネッツに1ゲーム差に詰め寄った。

 東地区全体首位の76ersは敵地ヒューストン(テキサス州)でリーグ全体最下位のロケッツを135―115(前半75―63)で下して6連勝。今季の成績を45勝21敗として2位ネッツとのゲーム差を「2」に広げて20季ぶりのプレーオフ地区第1シードに一歩近づいている。

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