山県 10秒71で優勝も…まるで「壁」強烈向かい風に泣く 五輪標準突破お預け

[ 2021年5月6日 05:30 ]

陸上・水戸招待 ( 2021年5月5日    水戸市・ケーズデンキスタジアム水戸 )

男子100メートル決勝、は強い向かい風の中で優勝した山県(右から2人目)
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 向かい風4・7メートルの男子100メートル決勝は山県亮太(28=セイコー)が10秒71で制した。向かい風8・3メートルだった予選は10秒95。向かい風5・3メートルの女子100メートル決勝は三宅奈緒香(30=住友電工)が12秒30で制覇。円盤投げの女子は辻川美乃利(26=内田洋行AC)が52メートル05の大会新記録で、男子は堤雄司(31=ALSOK群馬)が56メートル73で優勝した。

 予選、決勝ともに強烈な向かい風に泣かされ、山県の東京五輪参加標準記録(10秒05)突破はお預けになった。「自己最高」の逆風が吹いた予選は「壁を押している感じ」で進まなかった。決勝も記録が絶望的な条件ゆえ課題だけを意識した。

 先週の織田記念を制した際は「序盤の10メートル、背中が丸くなった」と反省が残った。猫背防止へ、構えに入る直前に新ルーティンを加えた。両手のひらを空に向けた状態での小さく前ならえを、約1秒。胸を張り、山県が力を最も発揮できる「ニュートラルポジション」をつくるためだった。数センチ単位の細かい体の向きや姿勢に気を配るところが、“100メートルの求道者”と呼ばれるゆえんだ。

 五輪代表は、参加標準記録突破と6月末の日本選手権3位以内が条件。大一番までの試合は6月6日の布勢スプリント(鳥取)だけの見込み。それでも「気にしても仕方ない」と焦りを見せなかった。

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