照ノ富士 3敗守って優勝王手!朝乃山破り単独トップで千秋楽へ 高安は痛い4敗目

[ 2021年3月27日 18:00 ]

<大相撲春場所14日目>照ノ富士(右)は朝乃山を寄り切りで破り3敗を守る (撮影・西川祐介)
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 大相撲春場所は27日、東京・両国国技館で14日目の取組が行われ、大関復帰を目指す関脇・照ノ富士(29=伊勢ケ浜)は大関・朝乃山(27=高砂)に寄り切りで勝って3敗をキープ。元大関の小結・高安(31=田子ノ浦)が翔猿(28=追手風)に首ひねりで敗れて4敗に後退したため、照ノ富士が優勝争い単独トップに立って千秋楽を迎えることになった。

 高安は翔猿の蹴返しでバランスを崩しながらも前に出たが、土俵際で翔猿に逆転の首ひねりを決められた。物言いが付いたものの、先に膝をついており軍配通り翔猿の勝利。高安は前日に続いて連敗となり、初優勝へ痛い黒星となった。

 貴景勝(24=常盤山)は正代(29=時津風)との大関対決に押し出しで完勝し、10勝目。正代は7勝7敗で千秋楽に勝ち越しを懸けることになった。碧山(34=春日野)は若隆景(26=荒汐)との4敗対決に小手投げで勝って10勝目を挙げ、初優勝の可能性を残した。平幕の英乃海(31=木瀬)は栃ノ心(33=春日野)に寄り切りで敗れて5敗目を喫した。14日目を終えて3敗が照ノ富士、4敗は貴景勝、高安、碧山の3人となった。

 東前頭15枚目の豊山(27=時津風)は「右遠位上腕二頭筋腱断裂で約4週間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出して休場した。13日目まで4勝9敗だった。

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