トレード敢行のラプターズは連勝ならず サンズに4点差で敗戦 渡辺は出場機会なし

[ 2021年3月27日 11:01 ]

移籍後初戦で先発したラプターズのトレントJR(AP)
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 NBA東地区全体で11位に低迷しているラプターズは26日、準本拠地としているフロリダ州タンパで、西地区全体2位につけているサンズと対戦。25日のトレード期限で今季19・6得点を挙げていたノーマン・パウエル(27)をトレイルブレイザーズに放出したが、この日は交換要員で獲得した今季15・0得点のゲイリー・トレントJR(22)を先発させて強敵に立ち向かった。

 しかし100―104(前半51―53)で敗れて今季の成績は18勝27敗。パスカル・シアカム(26)が26得点と11リバウンド、6アシスト、フレッド・バンブリート(27)は6本の3点シュートなどで22得点をマークして最大14点差を第4Qの残り2分11秒と36・2秒に2点差まで詰め寄ったが反撃もここまでだった。トレードが噂されながら残留となったカイル・ラウリー(35)は35分出場。11得点と5リバウンド、6アシストを記録したが、出場時間帯のチームスコアは「マイナス13」だった。

 ニック・ナース監督(53)は9選手を起用したが渡辺雄太(26)には出場機会はなし。ラプターズは連敗を9で止めた24日のナゲッツ戦では3点シュートを48本放ってチーム新記録となる24本を成功させていたが、サンズ戦では45本中12本(成功率26・7%)に終わった。

 トレントJRは新天地初戦で31分出場して8得点。今季の成功率が41・4%だった3点シュートは5本放ったもののすべて失敗した。また同じくトレイルブレイザーズからパウエルの交換要員として移籍してきたロドニー・フッド(28)もベンチから18分出場したが2得点のみ。チーム・リバウンドでは38―47、ペイント内でのスコアは32―58と、どちらもサンズを下回った。

 先発平均身長でラプターズを3センチ上回っていたサンズ(197・2センチ)は、今季44戦目で30勝(14敗)に到達。クリス・ポール(35)が19得点と8アシスト、2018年のドラフト全体トップで指名されたセンターのディアンドレ・エイトン(22)が19得点と9リバウンド、2ブロックショットを稼ぎ、3月に入っての成績は8勝3敗となった。

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