坂本6位、紀平7位で北京五輪出場枠「3」確保!シェルバコワが初優勝

[ 2021年3月27日 05:55 ]

<世界フィギュア第3日>女子フリー、演技をする坂本花織(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートの世界選手権は26日、スウェーデンのストックホルムで第3日を行ない、女子フリーでSP(ショートプログラム)6位の坂本花織(20=シスメックス)は137.42点、合計207.80点で6位、2位の紀平梨花(18=トヨタ自動車)は126.62点、合計205.70点で7位となり、上位2人の順位の合計が「13位以内」 を満たしたため、来年2月の北京冬季五輪の出場枠「3」を確保した。

 優勝はSP首位のアンナ・シェルバコワ(16=ロシア連盟)で、冒頭の4回転フリップで転倒し苦しいスタートになったものの152.17点、合計233.17点で初優勝を果たした。

 6年ぶりの世界選手権となったSP3位のエリザベータ・トゥクタミシェワ(24=ロシア連盟)は、ミスはあったもののトリプルアクセルを2本組み込む構成で141.60点、合計220.46点とし2位に入った。SP12位のアレクサンドラ・トルソワ(16=ロシア連盟)は5本の4回転ジャンプを組み込む驚異のプログラムで、転倒もあったが152.38点、合計217.20点で3位と、ロシア勢が表彰台を独占した。

 SP16位の宮原知子(関大)はジャンプが振るわず112・31点、合計を172・30点。この日が23歳の誕生日だったが、5度目の出場で自身最低の19位と、厳しい結果に終わった。

 日本は荒川静香が金メダルを獲得した06年トリノ五輪以降3大会連続で最大の3枠を確保してきたが、18年平昌五輪では、前年に行われた世界選手権で三原舞依が5位、樋口新葉が11位となり、上位2人の順位合計が「16」となり、五輪出場枠は二つにとどまったため「3」枠奪回となった。

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