羽生結弦、22年北京五輪「ベストを尽くして、来ることを心待ちに」

[ 2021年3月28日 00:44 ]

フィギュアスケート世界選手権最終日 ( 2021年3月27日    スウェーデン・ストックホルム )

<世界フィギュア第4日>男子フリー、演技をする羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 男子フリーで羽生結弦(ANA)は182・20点をマークし、合計289・18点で銅メダルだった。競技後、羽生は3連覇が懸かる22年北京五輪への思いを口にした。

 「僕はソチオリンピックの時は前のシーズンの世界選手権で4位で、平昌オリンピックの時はその前の世界選手権で優勝して平昌に行った。なので、今シーズンの世界選手権で優勝した彼(チェン)に幸運があることを、とてもとても祈っています。僕自身、オリンピックに関してはいろいろ考えることはありますけれども、ただ、そうですね、いい思い出も悪い思い出も、良かったところも悪かったところもたくさんあります。でも、それがあったからこそ今、成長してきたとも思っていますし。また、これから経験があるか分からないですし、これからどういうふうに世界の情勢が変わっていくか分からないですけれども、またベストを尽くしてオリンピックが来ることを心待ちにしたいなと思います」と話した。

 19年9月のオータム・クラシック後は「そのままやっていたら出ます」、「常に強い自分でありつつ、その先にそれがあったら、みんなうれしいかなと思う」と北京五輪についてコメント。昨年末の全日本選手権後には、新型コロナウイルスの影響で東京五輪が1年延期となったことも念頭に、「東京五輪ができていない今の状況の中で、僕個人の思いとしては冬の五輪を考えている場合じゃない」、「五輪を考えてはいけないというリミッターがかかっている。そこに向けてはシャットダウンしている」と話していた。

 男子で3連覇を達成すれば、1920年アントワープ、24年シャモニー、28年サンモリッツを制したギリス・グラフストローム以来、94年ぶり2人目の大快挙となる。グラフストロームは、今大会が開催されたスウェーデン出身。

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