キヤノンが後半3Tで逆転勝ち 沢木監督がハーフタイム「優しく丁寧な対応で」指示出しチーム激変

[ 2021年3月27日 15:25 ]

ラグビートップリーグ第5節   東京・秩父宮ラグビー場 ( 2021年3月27日    キヤノン31―28リコー )

<リコー・キヤノン>リコーに勝利し、田村(右)に言葉を掛けるキヤノン・沢木監督(撮影・吉田 剛)
Photo By スポニチ

 親会社が複合機の激しいシェア争いをするチーム同士の「複合機ダービー」は、キヤノンが31―28でリコーとの接戦を制し、今季2勝目(3敗)を挙げた。マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)には4ゴール1PGで11得点を挙げたSO田村優主将が選ばれた。

 互いに4トライ4ゴールで28―28で迎えた後半39分、キヤノンは敵陣左中間25メートルの位置でペナルティーを獲得。ここまで難しい角度を含めて全てのコンバージョンを決めていた田村がPGを成功させると、残りの1分間はボールをキープし、最後は田村が蹴り出してフルタイム。同社の御手洗冨士夫会長も観戦する中、赤いジャージーの選手は、まるで優勝したかのように抱き合って喜んだ。

 沢木敬介監督は「前半はやろうしていたプランができず、イライラして見ていた。後半はやろうという姿勢が見えてきて、こういう結果につながった」と振り返った。ハーフタイムは「優しく丁寧な対応で」選手に指示を出す一方、後半頭からFW第一列の選手総取っ替えを断行。巧みな采配で14点差からの逆転劇へと導いた。

 ドーピング検査のために試合後会見を欠席した田村主将についても、沢木監督は「毎回、試合でしっかりパフォーマンスを出せる選手は周りからもしっかり信頼される。リーダーとしてまだまだ勉強しないといけないと思うが、去年とは格段にパフォーマンスが違うと思う」と高く評価。インプレー中のキックミスもあったが、後半19分には約40メートルのキックパスでWTBボンドのトライをアシストし、その5分後には自身のランプレーがNo・8ファンダイクのトライの起点に。自身が蹴り出して勝利が決まると、こん身のガッツポーズとスマイルを披露した。

 関係者によると、キヤノンの選手には「複合機ダービー」に特別勝利給が設定されていた模様。沢木監督は「あっても言いませんよ。生々しい」と否定も肯定もしなかったが、会見中は終始笑みが絶えなかった。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2021年3月27日のニュース