東京オリパラへ5者会議開催 橋本会長は全豪オープンのコロナ対策参考にすると明言

[ 2021年3月3日 19:14 ]

東京五輪・パラリンピックに向けた5者協議に臨む、大会組織委員会の橋本聖子会長(左)、丸川珠代五輪担当相(右)。リモートで参加するのは(左から)東京都の小池百合子知事、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長、国際パラリンピック委員会(IPC)のパーソンズ会長(代表撮影)
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 東京五輪・パラリンピックの開催へ向け、大会組織委員会の橋本聖子会長、東京都の小池百合子知事、丸川珠代五輪相、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長、国際パラリンピック委員会(IPC)のパーソンズ会長による5者協議が3日、開催された。

 小池知事、バッハ会長、パーソンズ会長はオンラインでの参加となったが、最初はパーソンズ会長の映像と音声がつながらず、バッハ会長が「東京はIOCとIPCを分離させたいんですね?それを狙ってるんですね?」とジョークを口にし、小池知事が「我々はいつもまとまりがとれてますよね?」と返す場面も。冒頭であいさつしたバッハ会長は、橋本会長の就任と丸川五輪相の復帰を歓迎し、小池知事には「当初から残ったのは我々2人だけ。サバイバーですね」と呼びかけた。

 橋本会長は就任時に掲げた「コロナ対策」「ジェンダー平等」「五輪開催の東京モデルを将来へ引き継ぐ」の3つを改めて紹介。コロナ対策に関しては、厳格な隔離措置で開催された2月の全豪オープンを「参考にしたい」と明言した。IOCのコーツ調整委員長がオーストラリア出身のため、全豪オープンの運営責任者を紹介してもらうという。新たな情報や対策を盛り込んだ、アスリートや大会関係者向けの「プレーブック」改訂版を4月に発行することも明言した。また、25日に福島・Jヴィレッジをスタートする五輪の聖火リレーを「安全に進めることが大会への信頼、成功につながると考えている」と強調した。

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