森喜朗会長 今夏の五輪「どんなことがあってもやる」 再延期は「無責任」

[ 2021年2月3日 21:23 ]

日本オリンピック委員会の臨時評議員会で発言する東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長
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 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)が3日の日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会であいさつし、今夏の東京五輪に向けて「どんなことがあってもやります。無観客ということも当然想定しながら、いくつかのシミュレーションをしております」と決意を述べた。

 新型コロナの収束が見通せず今夏の開催が危ぶまれている中、24年や32年への再延期の憶測が飛び交う現状に森会長は「簡単に来年延ばせば良いとか、(24年パリ五輪の)フランスと代わってもらえば良いとか、そういう無責任なことを言う人がいるが、真髄が分かっていない」と言及。さらに「原点は東北震災」と復興五輪の位置付けを強調し、「各地で災害があって、立ち上がろうとするみなさんを元気付けるのが五輪の最大の目標。なにより、アスリートのために五輪を何としても開催する」と繰り返した。

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