八村が今季自己最多の24得点 3Pは3本成功 自己最高のシュート成功率も黒星 

[ 2021年2月3日 12:34 ]

ゴール下でコビントンとボールを争う八村(AP)
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 NBAウィザーズは2日、地元ワシントンDCでトレイルブレイザーズと対戦したが121―132(前半63―75)で敗れて4勝13敗。1月31日のネッツ戦で勝って連敗を4で止めていたが、主力2人を故障で欠くトレイルブレイザーズに対してリードした時間帯はわずか27秒間で、最大21点差を第4Qの残り4分で4点差まで詰めたが前半での75失点が最後まで響いた。

 八村は34分出場してフィールドゴール(FG)を12本中10本(うち3点シュートは4本中3本)成功させて今季自己最多の24得点。第4Qだけで3本の3点シュートを決めて11得点を記録し、併せて5リバウンドとアシストとブロックショットを1つずつマークしたが勝機は見いだせなかった。

 八村の20得点以上は昨季を含めて通算11回目。83・3%というFG成功率は、2019年11月8日のキャバリアーズ戦(76・9%=13本中10本)を超える自己最高のアベレージとなった。1試合で3本の3点シュートを成功させたのは2020年8月11日のバックス戦以来でこれが3回目。個人的には“記録ラッシュ”の1日となったが、試合は11点差で敗れた。

 ウィザーズではブラドリー・ビール(27)が37得点を稼ぎ、ラッセル・ウエストブルック(32)が17得点、12リバウンド、10アシストで今季5回目のトリプルダブルを達成。しかし1月31日のネッツ戦に勝っているとは言え、ここ4試合でチームがリードした時間帯はわずか54秒間と1分にさえ届いていない。

 トレイルブレイザーズは10勝10敗。センターのユスフ・ナーキッチ(26)が手首、今季26・7得点を挙げていたガードのC・J・マッカラム(29)を脚の故障で欠く布陣だが、デイミアン・リラード(30)が32得点、ゲイリー・トレントJR(22)が7本の3点シュートなどで26得点をマークし、ベンチから出たカーメロ・アンソニー(36)は八村とマッチアップしながら21得点を稼いで勝利に貢献した。アンソニーの通算得点はこれで2万6675となり、ドミニク・ウィルキンス(元ホークスほか=2万6668)を抜いて歴代13位に浮上し、12位のオスカー・ロバートソン(元バックスほか=2万6710)まであと35と迫っている。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(5分10秒=2得点)
(1)3分2秒・ゴール下で左手でフックシュート=〇(アシスト・ウエストブルック)
(2)3分40秒・正面からドライブするもチャージングでターンオーバー=×
 ▼第2Q(出場9分11秒=6得点)
(3)6分11秒・右サイドからプルアップでジャンプシュート=〇(アシスト・アブディヤ)
(4)8分33秒・インサイドに飛び込んでビールのパスを受けてダンク=〇(アシスト・ビール)
(5)9分37秒・ペイント内でターンアラウンドから左手でレイアップ=〇
 ▼第3Q(出場8分51秒=5得点)
*2分43秒・フリースロー2本=〇×
(6)4分42秒・左サイドからジャンプシュート=〇(アシスト・ウエストブルック)
(7)5分41秒・正面からジャンプシュート=〇(アシスト・アブディヤ)
 ▼第4Q(出場10分48秒=11得点)
(8)58秒・左サイドから3点シュート=〇(アシスト・ウエストブルック)
(9)1分39秒・ペイント内でシュート=〇(アシスト・マシューズ)
(10)2分6秒・右コーナーから3点シュート=〇(アシスト・スミス)
(11)6分20秒・正面やや右から3点シュート=○(アシスト・スミス)
(12)10分16秒・正面から3点シュート=×

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