レスリング協会不正受給問題 16人から1400万円寄付「強制に近いもの」も

[ 2021年1月19日 05:30 ]

インタビューに応じる日本レスリング協会専務理事の高田裕司氏
Photo By 共同

 日本レスリング協会は18日、オンラインで臨時理事会を開き、代表コーチらに国などから支払われた報酬の一部を協会に寄付させた問題で、不適切な取り扱いがあった責任を取り、全理事が辞任すべきとの意見も出た。今月内にも改めて臨時理事会を開き、対応を決める。

 調査した日本協会の弁護士によると、寄付は高田裕司専務理事の発案。2009年から約3年間、16人のコーチから約1400万円を集めた。「寄付の要請を断ることができず、強制に近いもの」もあったという。強化委員会の一部で使途を決め、協会に報告されていなかった。

続きを表示

この記事のフォト

2021年1月19日のニュース