松山「ちょっと、しんどかった」 スコア伸び悩み19位もショットには光明

[ 2021年1月19日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー ソニー・オープン最終日 ( 2021年1月17日    ハワイ州 ワイアラエCC=7044ヤード、パー70 )

最終ラウンド、17番でパットを外した松山(共同)
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 13位から出た松山英樹(28=LEXUS)は1イーグル、1バーディー、1ボギーの68と伸ばしきれず、通算15アンダーの19位で終えた。次戦は28日開幕のファーマーズインシュアランス・オープン(カリフォルニア州)に出場する。大会は65と伸ばしたケビン・ナ(37=米国)が通算21アンダーで19年10月以来の通算5勝目。日本勢は小平智(31=Admiral)が56位、木下稜介(29=ハートランド)が67位だった。

 この日、4メートル以内のパットを外した回数は8度。ショットでつくったチャンスを生かすことができず、「やっぱりパッティングが入らないと優勝争いには絡めないし、優勝のチャンスもない。ちょっと、しんどかった」。珍しく、松山の口から弱音がこぼれた。

 5打差を追ってスタートしたが、7番で3メートルを外してボギー先行。パー5の9番で第2打を1・5メートルに寄せてイーグル、10番で4メートルを沈めてバーディーとするも見せ場はここまで。11番で1・5メートル、15番は2・5メートルなどバーディーパットが一筋外れる場面が続いた。

 パットの貢献度を示す「ストロークゲインド・パッティング」は全体68位。一方、グリーン上と対照的に、ショットの貢献度を示す「ストロークゲインド・ティー・トゥー・グリーン」は1位だった。「このショットがあれば、パターが普通になれば優勝は見えてくると思う」と悔しさの中にもショットの確かな手応えはつかんだ。

 次戦は米国本土が舞台。調整に充てるこの1週間でパットを立て直し、4年ぶりの勝利につなげる。

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