丹羽孝希が4強入り逃す 敗因は第5ゲーム「粘りが足りなかった」

[ 2021年1月16日 13:36 ]

卓球 全日本選手権第6日 ( 2021年1月16日    大阪市・丸善インテックアリーナ大阪 )

<全日本卓球選手権 男子シングルス準々決勝>準決勝進出を逃した丹羽孝希(撮影・北條 貴史)
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 男子シングルス準々決勝が行われ、東京五輪男子代表の丹羽孝希(スヴェンソン)は2―4で田中佑汰(愛知工業大)に敗れた。

 丹羽は第1ゲームを11―9で先取したものの、第2、第3ゲームを5―11、9―11で落とす苦しい展開。第4ゲームでジュースの末に13―11で奪い返したが、第5ゲームを9―11、第6ゲームを7―11で奪われて力尽きた。

 4強入りを逃した丹羽。試合後、敗因について5ゲーム目を挙げた。「(ゲームカウント)2-2の(場面で迎えた第5ゲームを)9-5で勝っていたのにそのゲームを落としたのが敗因です。すごく悔しいです」と振り返り、「向こうのバックハンドが強烈で、そこで点をけっこう取られた。攻めても守備技術がうまかったので、大事なポイントで相手が返してきた。粘りが足りなかったかな」と反省。

 それでも「まだ今年は始まったばかり。気持ちを切り替えて良い成績を残せるように1試合1試合頑張りたいと思います」と前を向いた。

 今回、ラバーを変えた狙いについては「粘着ラバーは相手の回転に負けない。苦手なチキータ処理や下回転のボールをラバーを変えて強化しようとしていた」と説明。そのうえで「練習では良かったけど、きょうは相手のチキータを打ち返せなかった。まだまだです」と語った。

 「半年後の五輪はあまり考えていないです。どうなるかわからないので」という丹羽。「僕としては5日後にTリーグが始まるのでそこに準備したい。バックハンド系をしっかり練習したい」と意気込んだ。

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2021年1月16日のニュース