昨年王者の桐蔭学園 “粘り腰”で16強進出 日本航空石川のシアオシ・ナイ監督の2勝目は持ち越し

[ 2020年12月30日 14:30 ]

第100回全国高校ラグビー大会2回戦   桐蔭学園37―0日本航空石川 ( 2020年12月28日    花園ラグビー場 )

<桐蔭学園・日本航空石川> 後半、桐蔭学園・松田はトライを決める(撮影・大森 寛明)
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 昨年王者の桐蔭学園(神奈川)が鉄壁のディフェンスで日本航空石川(石川)を完封。16強に進んだ。

 日本航空石川の身長1メートル88、体重112キロを誇るNo・8ヴァカタに幾度となく攻め込まれたが、モールでは逆に押し返す粘り腰を発揮。意地でも得点を許さなかった。攻撃でも前半こそペナルティーゴール2本の6得点にとどまったものの、後半に5トライで突き放し、終わってみれば大差がついた。

 日本航空石川は接戦に持ち込んだ前半に得点を挙げられなかったことが最後まで響き、流れを引き寄せられなかった。1回戦では61-3で黒沢尻北を撃破。大会史上初めて留学生出身の監督として指揮を執ったシアオシ・ナイ監督(31)に白星をプレゼントしたが、2勝目は持ち越しとなった。

 桐蔭学園は1月1日の3回戦で仙台育英(宮城)と対戦する。

 ▼桐蔭学園・藤原秀之監督「前半は3トライぐらい取られてもおかしくなかった。ゲームプランと全く違っていた。3年生が落ち着いていたので安心した。(次戦3回戦は今季で勇退する丹野博太監督率いる仙台育英と戦うことが決まり)大学の2年先輩で、1年間部屋も一緒ですごくお世話になった。試合をやれることになって光栄に思う」

 ▼日本航空石川・高原照英主将「前半は粘れたけど、後半は規律が乱れたところを相手に突かれて、エリアを取られた。規律を守れれば、もっといい試合ができた」

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