ASデュエット五輪代表・乾&吉田組“東京仕様”演技初披露!初音ミク歌声入りで舞った

[ 2020年11月14日 05:30 ]

アーティスティックスイミング日本選手権第2日 ( 2020年11月13日    山口きらら博記念公園 )

<AS日本選手権第2日>デュエット・テクニカルルーティンで演技を披露する乾(手前)、吉田組
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 デュエット・テクニカルルーティン(TR)に東京五輪代表の乾友紀子(29=井村ク)吉田萌(25=ザ・クラブピア88)組がオープン参加した。テーマは昨夏の世界選手権と同じ「忍者SAKURA」だが、バーチャルシンガー初音ミクの歌声が入る五輪仕様の新バージョンを初披露。チーム・フリールーティン(FR)は東京五輪日本代表(乾、吉田、福村、安永、塚本、京極、木島、柳沢)がオープン参加し、リフト精度に課題を残した。

 TOKYO仕様の新バージョンは、大胆に手が加えられていた。出だしから初音ミクが機械的な声で「忍者」「桜」を連発。同じフレーズが最後までふんだんに盛り込まれ、曲のイメージは一変した。乾は「水中でもミクちゃんの声がよく聞こえて励まされた」と笑顔。吉田は「思い切り泳ぐことができた」と手応えを口にした。
 昨夏の世界選手権はロシア、中国、ウクライナに次ぐ4位。ソロで世界トップレベルの乾と、吉田の技術力の差が最大の課題だった。井村ヘッドコーチは世界選手権後から午前5時半から7時に吉田との早朝マンツーマン指導を開始。一緒に練習することを志願した乾に「来ないで」と伝え、吉田のレベルアップに時間を割いた。

 井村ヘッドコーチは「吉田がかなり追いついてきた。まだまだだが、今持てる力を出してよく頑張った」と評価。リニューアルした曲については「日本のアニメは世界が認めるもの。選手もミクちゃんから元気をもらっている。ミクちゃんに感謝です」と笑った。

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2020年11月14日のニュース