渋野 今季国内最高発進!パットで好感触「3ミリぐらい前進ですね」

[ 2020年11月14日 05:30 ]

女子プロゴルフツアー 伊藤園レディース第1日 ( 2020年11月13日    千葉県 グレートアイランドC(6741ヤード、パー72) )

<伊藤園レディース初日>5番、バーディーを奪い笑顔の渋野日向子(撮影・沢田 明徳)
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 今季第12戦が開幕し、渋野日向子(21=サントリー)が4バーディー、2ボギーの70で回り、首位と5打差の20位につけた。20位は今季の国内ツアーで自己最高順位。まずは今季初となる国内での予選通過に向け、今週からスタンスを広げたパットで好感触を得た。65をマークしたキム・ハヌル(31=韓国)が単独首位発進。2打差の2位には大出瑞月(22=サーフビバレッジ)ら3選手が続いた。

 出だしの1番。渋野いわく「一番しびれるやつ」という1メートルの下りのスライスラインを沈めてバーディー発進し、いい流れに乗った。20位は国内の各ラウンドごとで今季ベスト順位。上々のスタートを切り、明るい表情で初日を振り返った。

 「パッティングに関しては3パットもなく、全体的に凄い気持ちよく打てたかなと思います。どっしり構えるのが、良い方向にいったんじゃないかな」

 5番でも軽いスライスの3メートル、6番では1・5メートルのチャンスを決めてスコアを伸ばした。前週のTOTOジャパンクラシックでの3日間の平均パット数は「31」。グリーン上を課題に挙げ、今週からスタンス幅を少し広げて重心を安定させる構えに修正した。その上で開幕前日に下りのスライスを重点的に練習して迎えた初日。パット数こそ「30」だったが、そのスライスでバーディーを奪い「今日のパッティングは個人的には頑張ったかな」と手応えを口にした。

 前週は第2日に「3点」、最終日に「5点」と厳しい自己評価を並べたが、この日は「12点くらい。3ミリくらい前進ですね」と笑顔を見せる。今週は最終日にあたる15日に22歳の誕生日を迎えるバースデーウイーク。今季初の国内ツアー予選通過、そして史上10人目のバースデーVへ。上昇気流に乗っていく。

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