スノボ平岡被告に有罪 飲酒6人負傷事故

[ 2020年10月29日 12:26 ]

平岡卓被告
Photo By 共同

 追突事故を起こし、飲酒運転の発覚を免れるために負傷者を残して逃げたとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害アルコール等影響発覚免脱)などの罪に問われた、2014年ソチ冬季五輪スノーボード男子ハーフパイプ銅メダリストの平岡卓被告(25)=奈良県御所市=に奈良地裁葛城支部(奥田哲也裁判官)は29日、懲役2年6月、執行猶予4年(求刑懲役2年6月)の判決を言い渡した。

 判決理由で奥田裁判官は、飲酒運転の発覚を恐れて逃走し、その後アルコールを抜こうと自宅で過ごしたとして「動機は誠に身勝手で酌量の余地はなく、規範意識も薄い」と指摘した。一方で執行猶予を付けた理由に、スポンサー契約が打ち切られて一定の社会的制裁を受けていることや、反省や謝罪の意向を示していることを挙げた。

 言い渡し後に「五輪でメダルを獲得し、多くの国民に感動を与えたが、事件で多くの人を失望させた。競技経験で得たものを広く伝えるなど、あなたにしかできないことがある。国民の憧れ、ヒーローであり続けてほしい」と説諭した。

 被告はこの日、薄い青のシャツと黒のズボンにマスク姿で出廷。判決をうつむきがちに聞き入った。説諭の際は小さな声で「はい」と応じたり、うなずいたりしていた。

 判決によると、昨年9月29日午前9時55分ごろ、奈良県葛城市内の道路でアルコールの影響が残る状態で乗用車を運転し軽乗用車に追突。軽乗用車の女性や近くにいた5~86歳の男女計6人にけがを負わせ、救護措置や警察への通報をせずに車で逃走した。被告は「追突した車の女性にけがをさせたのは認めるが、それ以外は僕の責任ではない」と主張したが、判決はいずれも「被告に起因する」と退けた。(共同)

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「NBA」特集記事

2020年10月29日のニュース