スーパーボウルの観客は史上最少の1万5000人 収容人員の20%に制限か? 観客はマスク着用

[ 2020年10月29日 10:15 ]

スーパーボウル開催地となるタンパを本拠にしているバッカニアーズに移籍してきたトム・ブレイディー(AP)
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 来年2月7日にフロリダ州タンパの「レイモンド・ジェームズ・スタジアム」で開催される第55回NFLスーパーボウルの観客が史上最少の1万5000人程度に抑え込まれる可能性が出てきた。スポーツ専門局のESPNが報じているもので、新型コロナウイルスの感染防止対策のひとつ。決定事項ではなく有力案として検討している最中で、今後どのような判断をするのかが注目されるところだ。

 6万5000人を収容できる「レイモンド・ジェームズ・スタジアム」は、前ペイトリオッツのQBトム・ブレイディー(43)をオフに獲得したバッカニアーズ(NFC南地区)の本拠地。バ軍も観客動員が許された今季のホームゲーム2試合では平均1万人程度で試合を行っていた。

 臨時の仮設席を含む“スーパーボウル仕様”になると最大7万5000席となるが、6フィート(約1・8メートル)のソーシャル・ディスタンシングを確保した上で20%に制限すると1万5000席にまで減少。入場を許された観客はマスクなどで顔を覆うことが義務付けられる。フロリダ州マイアミの「ハードロック・カフェ・スタジアム」で開催された昨季のスーパーボウル(チーフスが優勝)では6万2417人が観戦。しかし今季は史上最も少ない観客の前での「王座決定戦」になる可能性が出てきた。

 フロリダ州では夏に1日平均で1万人以上の新規感染者を出していたが9月末から10月初旬にかけていったん1000人台にまで減少。しかしフランス、ドイツ、オランダなどの欧州同様に“第二波”と見られる兆候が顕著になっており、フロリダ州では28日に新たに4115人の感染が判明して66人が死亡。この1カ月間で入院患者も急増しており、NFL側も情報収集と対応に追われている。

 通常通りのホーム&アウェイ方式で運営しているNFLは今季、32チーム中19チームで選手やスタッフの感染が判明。試合時の登録メンバーが48人と他のプロスポーツに比べて人数が多い上に、移動が伴うスケジュールとあって感染拡大に歯止めがかからない状況になっている。

 前週には感染者1人を出したレイダース(本拠はネバダ州ラスベガス)が濃厚接触者5人を5日間にわたって隔離。シーズンはまだ半分を終えていないが、米スポーツ界最大のイベントでスタジアムの内外に大勢の人数が集まるスーパーボウルのフロリダ開催に関しては“暗雲”が漂っている。

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