鍵山優真、圧巻V 287・21点「もっと点数を伸ばしたい」 関東選手権

[ 2020年10月4日 17:07 ]

フィギュアスケート関東選手権最終日 ( 2020年10月4日    茨城・山新スイミングアリーナ )

<関東フィギュア選手権最終日>男子フリーで演技する1位の鍵山優真(代表撮影)
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 男子フリーでは、ショートプログラム首位の鍵山優真(17=星槎国際高横浜)が188・75点、合計287・21点でシニア転向後初戦を優勝で飾った。国際スケート連盟非公認記録ながらフリー、合計ともルール改正後の自己ベスト世界5位相当のハイスコアを叩き出した。

 鍵山のフリーは「ロード・オブ・ザ・リング」。冒頭の4回転サルコー―3回転トーループ、単発のサルコー、トーループも決めて4回転2種3本に成功。終盤の3回転半が両足着氷となったが、雄大なメロディーに乗って滑らかに滑りきった。世界5位相当の得点について「うれしいのかな…。うれしいっちゃ、うれしい」と率直に語り「点数は意識していない。フリーは演技に集中していた」と振り返った。

 今後は東日本選手権やグランプリシリーズ初参戦となるNHK杯、そして全日本選手権が待っている。「NHK杯は人生初のGPシリーズ。思い切った気持ちで臨みたいい。全日本はSPで悔しい思いをした。リベンジでSP、フリーも完璧な演技で表彰台に乗ることが目標」と意気込む。演技後半にはルッツ―ループの連続3回転ジャンプを投入。新たな4回転ジャンプ習得も目指しているが、「今の構成で、もっと点数を伸ばしたい」と前向きに語った。

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