11T開幕の明大、1年生の山本嶺&池戸が躍動 田中監督「久しぶりの紫紺はカッコいい」

[ 2020年10月4日 16:57 ]

関東大学ラグビー対抗戦グループ   〇明大 73―15(前半38―3) 立大● ( 2020年10月4日    八幡山G )

<明大・立大>前半10分 トライを決める明大1年生・山本嶺(右)撮影・久冨木 修)
Photo By スポニチ

 ラグビー大学日本一奪回を目指す明大が今季初戦で11トライを奪い、白星スタートを切った。1年生のロック山本嶺二郎(京都成章)とSO池戸将太郎(東海大相模)が開幕スタメンでプレーし、勝利に貢献した。

 1メートル91の山本嶺はラインアウトリーダーを務めたほか、前半10分にNo・8箸本龍雅主将(4年)のパスを走り込んで受け取り、右中間に大学デビュー戦で初トライをマーク。「緊張して凄く硬かった」と言いながらも、「トライは練習でもけっこうやっていたプレー。ラインアウトを引っ張れて、勝てて良かった」と約60分のプレーを振り返った。また、山沢京平(4年)の負傷でルーキーながら司令塔を務めた池戸はフル出場。コンバージョンを10本蹴り、左右のタッチ際も含め8本成功させて16得点をマークした。立大の前に出てくるディフェンスに「プレッシャーがかかることが多くて判断ミスが少し目立った」と反省を口にしたが、終始冷静なプレーが光った。次戦は11日に青学大と対戦するが「青学もきっと出てくると思う。強度の高い中で正しい判断をしていけるようにしたい。次の試合でもいいプレーをして勝利に導けるように頑張る」と頼もしく話した。

 田中澄憲監督は早大に敗れた1月の大学選手権決勝(国立)以来となる公式戦に「久しぶりに紫紺(のジャージー)を見たけど、改めてカッコいいと思った」と話して笑わせた。練習試合が3試合だけで実戦不足は否めなかったが、「最初から“いいね”と拍手が出る試合をしなくてよかった」と課題が出たことをむしろ歓迎。1年生については「池戸はパニックしている感じがなく、練習試合と違うプレーも見せていた。山本嶺はラインアウトリーダーをしっかりやっていた」と評価した。池戸にメドが立てば山沢をFBに入れて持ち味のランを生かすことも可能で、今後の起用が注目される。

続きを表示

2020年10月4日のニュース