服部勇馬 男子1万で自己新、日本人トップ7位 マラソン2時間5分台に照準「身近に感じられるタイム」

[ 2020年9月19日 21:46 ]

陸上・全日本実業団対抗選手権第2日 ( 2020年9月19日    埼玉県・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場 )

全日本実業団陸上男子1万メートル(タイムレース) 力走する、日本勢トップの7位だった服部勇馬(左から2人目)
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 陸上の全日本実業団対抗選手権第2日は19日、埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われ、男子1万メートル決勝は東京五輪マラソン代表の服部勇馬(26=トヨタ自動車)が自己ベストを約9秒更新する27分47秒55で日本人トップの7位になった。

 ロード、トラックと世界のTOYOTAらしい“ハイブリッド”な走りを手に入れた服部が今冬のマラソン2時間5分台に照準を合わせた。服部は「2、3年前に比べたら5分台は身近に感じられるタイム」と手応えを口にした。

 今年からチームに加入したロンドン五輪1万メートル5位のビダン・カロキ(30)がスピード強化のお手本になっている。カロキからは「ジョグもスピード練習も動きが変わらない」と感心する理想の走りを吸収してきた。

 7月のホクレン中長距離チャレンジ網走大会に続き、2戦連続で1万メートル自己ベストを更新。スピード強化が奏功した服部にとって、マラソン2時間5分台も射程内だ。明言していないが、2年前に初優勝した福岡国際マラソン(12月)への出場が有力。「よりスピード持久力を身に付けて2時間3分、4分台を出せる選手になりたい」と先を見据えていた。

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2020年9月19日のニュース