山西利和 男子5000競歩で日本新V 一度もトップ譲らず、クールに「想定の範囲内」

[ 2020年9月19日 17:58 ]

陸上・全日本実業団対抗選手権第2日 ( 2020年9月19日    埼玉県・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場 )

全日本実業団陸上男子5000メートル競歩で18分34秒88の日本新記録をマークして優勝し、ポーズをとる山西利和
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 男子5000メートル競歩決勝は東京五輪20キロ競歩代表の山西利和(24=愛知製鋼)が日本新記録となる18分34秒88で優勝した。これまでの日本記録は15年に鈴木雄介(富士通)がマークした18分37秒22だった。山西は「練習の一環でタイムが出たのは一定の手応えがあった。取り組みの方向性は正しいところにある」と自信を見せた。

 スタートから先頭を“独歩”。一度もトップを譲らず、いとも簡単に日本記録を更新して見せた。「おそらく記録が出るというのは分かっていた。想定の範囲内のタイムです」とクールに振り返った。

 昨季は10月のドーハ世界選手権男子20キロ競歩で金メダルを獲得するなど飛躍の1年だった。来年に延期となった東京五輪でも金メダルの最有力候補に名前が挙がる。「世界記録は十分射程に入る。そこから先が勝負です」と意気込みを語っていた。

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2020年9月19日のニュース