東京五輪の費用はすでに過去最高額 英オックスフォード大が研究結果を公表

[ 2020年9月4日 14:54 ]

東京のお台場に設置されていた五輪マーク(AP)
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 英オックスフォード大サイード・ビジネススクールのベント・フライヨルグ教授を中心とするグループが「東京五輪は史上最もコストが高い大会」とする研究結果を15日発売の1969年創刊の学術雑誌「Environment and Planning A: Economy and Space(環境と計画A:経済とスペース)」に発表。タイトルは「止まらない退行。なぜ五輪は破裂してしまったのか?」で、増え続ける五輪の大会費用に警鐘を鳴らした。

 同教授によれば、東京五輪の組織委員会側はこれまでに126億ドル(約1兆3356億円)を費やしたことを公表しているが、実際には158億4000万ドル(約1兆6790億円)が使われたとされており、これまでの最高となっていた2012年のロンドン五輪の149億5000万ドル(約1兆5847億円)をすでにオーバー。新型コロナウイルスの影響で1年延期になったことから、さらに1兆円以上の費用がかかると見積もっている。

 2013年に東京が五輪誘致に成功したときの予算は73億ドル(約7738億円)で、最終的にはこの3倍以上もの金額がかかる見込み。AP通信の取材に答えたフライヨルグ教授は自身が五輪のファンであることを明らかにした上で、「国際オリンピック委員会(IOC)も自分同様にこの件については話したくないだろう。しかしIOCがコスト削減を求めているにもかかわらず、最大級の経済的なリスクを与えている五輪が続いている。多くの予算がインフラ整備などの目の届かないところに使われている」として“退行”に歯止めがかかっていない現状を強く主張していた。

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