バレーボール姫路の竹下佳江前監督が退任あいさつ「チームの土台はできたかな」

[ 2020年9月2日 17:38 ]

バレーボールVリーグ・姫路が会見し、竹下佳江前監督(左)、中谷宏大新監督、貞包里穂主将が出席した
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 バレーボール女子Vリーグ1部の姫路が2日、姫路市内で会見をし、3月で監督を退いた元日本代表の竹下佳江前監督(42)が退任のあいさつをした。日本初のプロバレーボールチームの指揮を、創設された16年から執った。地域リーグ、2部を勝ち抜いて、昨年初めて1部を戦った。これまでを振り返り、「チームの土台を作ることをテーマにしてきた。それはできたのかなと思っています。これからチームは転換期を迎え、新しい監督のもとでレベルアップをしていくのかなと思います」と、中谷宏大新監督(40)にバトンを渡した。監督を退き、既に球団副社長に就任している。

 10月17日に開幕する新シーズンは、平均年齢25歳の若い陣容になる。昨季12チーム中最下位に終わり、若返りを一気に進めた。女子日本代表の年代別コーチを務めた経験もある中谷新監督は「ベスト4」を掲げる。課題は攻撃力。外国人選手頼みの戦術から脱却し、「ディフェンスはV1(1部)で戦える数字が出ている。その反面、攻撃はほとんどの数値が最下位。アタックに関しては、個人の力を上げたい」とプランを口にした。

 昨季のホームゲームは、観衆が3000人以上入った。橋本明球団社長は、スポンサーやファンへの感謝を何度も口にした。会見では、昨年は5億2800万円の売り上げがあったことを明らかにした。コロナ禍の中でも支援を受ける企業の数、360社は横ばいだそうで、今後も地域密着の取り組みを続けていく。

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2020年9月2日のニュース