セルティクスが王者ラプターズに2戦2勝 スマートが第4Qに5本の3点シュートを成功

[ 2020年9月2日 09:37 ]

ゴール下でシュートに持ち込むセルティクスのスマート(AP)
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 NBA東地区準決勝の1試合が1日にフロリダ州オーランドで行われ、第3シードのセルティクスが102―99(前半50―48)で昨季のファイナルを制している第2シードのラプターズを下して2戦2勝。スイープで突破した1回戦(対76ers)を含めて今ポストシーズンでは6戦全勝となった。

 ジェイソン・テータム(22)がフリースローを14本すべて成功させて34得点を挙げれば、マーカス・スマート(26)は6本の3点シュート(試投11本)などで19得点。このうち5本を32―21とした第4Qに集中させて土壇場で試合をひっくり返した。第4Qに5本の3点シュートを決めたのはプレーオフ史上2人目。現在、西地区1回戦でジャズと対戦しているナゲッツのジャマール・マーリー(23)がこのシリーズで2度達成している。

 ラプターズは第3Qの残り2分46秒に12点のリードを保っていたが第4Qに入って失速。セルティクスに対しては今季1勝5敗で、オーランドでシーズンが再開されてからはセルティクス以外のチームには11戦全勝と好成績を収めているものの、東地区のライバルだけには3戦3敗と苦戦を強いられている。

 第2戦ではセンターのマーク・ガソル(35)が開始47秒に“先制点”となったシュートを決めて、オーランドでのこのカードでは3戦目にして初めてリードを奪ったが、チームの3点シュート成功率はセルティクスが39・5%(38本中15本)だったのに対して、ラプターズは27・5%(40本中11本)と不振。3季目のOG・アヌノビー(23)がチーム最多の20得点を挙げたものの、フレッド・バンブリート(26)は19得点、カイル・ラウリー(34)は16得点にとどまった。

 チームの武器でもあるバックコート陣の3点シュートは精度を欠いており、セルティクスとの準決勝の2試合で今季39・0%の成功率だったバンブリートは21・7%(23本中5本)、35・2%だったラウリーは8・3%(12本中1本)にまで低下。これが勝敗に影響する結果となっている。

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