“せごどん”西郷真央 日本女子OP最終予選2位突破 同期同門の“女ウッズ”笹生に負けん!

[ 2020年9月2日 05:30 ]

女子ゴルフ 日本女子オープン最終予選会最終ラウンド ( 2020年9月1日    千葉県 カレドニアンGC=6606ヤード、パー72 )

ティーショットを放つ西郷(日本ゴルフ協会提供)
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 国内女子ゴルフのメジャー、日本女子オープンの最終予選会は1日、千葉県のカレドニアンGC(6606ヤード、パー72)で最終ラウンドが行われ、プロ1年目の西郷真央(18=大東建託)が4バーディー、3ボギーの71で回り、通算5アンダーの2位で本戦への出場を決めた。2日間36ホールで争われ、出場選手142人のうち上位60人が10月1日開幕の本戦(福岡、ザ・クラシックGC)に進出。通算8アンダーの浜田茉優(24=伊藤園)が首位通過した。

 プロ初となる予選落ちを喫して4日。18歳はその悔しさを晴らすかのように、上位でメジャーへの切符を勝ち取った。「いいスコアで回れて良かったなと思います。自信を持っていけるかな」。明るい表情で、小さくうなずいた。

 プロ1年目の今シーズン。ルーキーながら初戦、第2戦と最終日最終組で回り、いずれも5位の好成績を収めた。しかし、過去2戦では20台だったパット数が、前週のニトリ・レディースでは初日33、2日目34。グリーン上で苦戦し、カットラインに1打及ばなかった。「かなり悔しかった」。週末は北海道から地元の千葉県に戻り、予選会に向けて調整。アドレスの向きから再確認し、今大会での好成績につなげた。

 練習の合間には、インターネット中継で決勝ラウンドの様子を確認。「ピンポジションやベテランの方の攻め方を見ていました」。そんな中で2大会連続優勝を飾ったのが、同世代でプロ同期、さらに同じく尾崎将司に師事する「女ウッズ」こと笹生(さそう)優花だった。「実力がないとできないし本当に凄い」。同門のライバルの活躍にも、刺激を受けた。次戦は4日開幕のゴルフ5レディース。自身初の予選会突破の喜びもつかの間、次戦会場の岐阜に向けて出発した。昨年の日本女子アマチュアを制し、尾崎に「せごどんはやるとは思っていた」と言わしめた世代の実力者。前週の悔しさを糧に、プロ初優勝をつかみ取る。

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2020年9月2日のニュース