遼 手袋忘れた…バッグ担いで新様式「プライベートみたい」

[ 2020年7月10日 05:30 ]

男子ゴルフ ゴルフパートナー・エキシビション第1日 ( 2020年7月9日    茨城県 取手国際GC=6766ヤード、パー70 )

宮里優(右)はカート、石川は自身でゴルバッグを背負いながらラウンド(佐々木 啓/JGTO/JGTOimages)
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 ツアー外競技ながら国内今季初の大会として開幕。2月以来の実戦となった石川遼(28=CASIO)は7バーディー、1ボギーの6アンダー、64で回り首位から2打差の5位につけた。新型コロナウイルスの感染防止のために帯同キャディー不在の中、自らバッグを担いでラウンド。緊張で手袋を着け忘れるハプニングもあったが、スコアをまとめて上々のスタートを切った。

 いつもと違う雰囲気。そしていつもと違う緊張感があった。「まるでプライベートみたいな感じ」。石川は久々のラウンドをこう表現した。出だしの1番。ロッカーで着替える際に手袋を忘れた。気づいたのはティーグラウンドで名前が呼ばれた後だった。「少し試合勘が失われていた部分がありました。ぶっちゃけ、かなり緊張がありました」

 視界に広がるのは観客のいない静かなコース。それだけではない。これまで支えとなっていたキャディーも不在。ほとんどの選手が電動の手押しカートでクラブを運ぶ中、自らバッグを担いだのは出場96選手中わずか6人だった。「担ぎの方が(ジュニア時代に)ルーティン的に慣れている」と下半身が疲れることは承知の上で「担ぐ」ことを選択した。

 「帯同キャディーがいないのはプロになって経験がない。非常に違和感を感じました」。不安を抱えながらも2番で5メートル、5番で4メートルを決めるなど前半で3バーディーを奪った。後半も14番で7メートルを沈めるなど3つ伸ばし64をマーク。「1ボギーで上がるというのと4つ以上バーディーを取ることが目標だった。目標2つをクリアはプライベートのラウンドでもなかなかない。うれしいです」と満足そうに振り返った。

 会見では8月に行われる全米プロ選手権(6日開幕、カリフォルニア州)への出場を改めて表明。「どこまで自分がやっていることができるか、純粋に知りたい」と気持ちは5年ぶりとなる海外メジャーに向けられた。「明日もベストなプレーをしていきたいです」と力を込める。ゴルフコースこそが自身が輝ける舞台。約5カ月ぶりの実戦で、石川はその思いを再確認していた。 

 ▽ゴルフパートナー・エキシビション 当初は日本初となるプロアマトーナメントとして開催する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で中止が決定。規模を縮小し、2日間開催で賞金ランク対象外のツアー外競技として開催することになった。感染予防を徹底し、選手の家族、マネジャー、帯同キャディーらの入場は禁止。選手と一部関係者のみの約300人がコースに入った。選手は電動の手押しカートか自らバッグを担ぐ「セルフプレー」を採用。6日には選手、関係者にPCR検査を実施。2人が再検査となったが、最終的には274人全員が陰性だった。

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