キヤノン新主将に日本代表SO田村優「大変光栄」

[ 2020年7月10日 11:52 ]

ラグビー日本代表の田村優
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 ラグビートップリーグ(TL)のキヤノンは10日、新シーズンの主将を日本代表SOの田村優(31)、副将を元日本代表フッカーの庭井祐輔(28)が務めると発表した。田村は17年にそれまで在籍していたNECから移籍し、新シーズンが4年目。昨年のW杯では日本の史上初の8強入りに大きく貢献した司令塔が、名実ともにチームの顔になる。

 田村はチームの公式ウェブサイトでコメントを発表。「大変光栄に思います。新しい監督、新しいキャプテンになり、何か変えてくれると期待していると思いますが、2人だけで変えることはできません。チーム全体でスタンダードを上げて、みんなで筋の通ったチームを作っていきたいと思います。新たなスタート地点に立って、ゼロからのスタートになります。皆さんの応援が力になります。いいチームをつくりましょう」と強い意欲を示した。

 キヤノンは新型コロナウイルスの影響で打ち切りとなったシーズンで3勝3敗、勝ち点13の暫定9位と苦しんだ。来年1月の開幕が予定される新シーズンに向けては、サントリー監督や日本代表コーチを歴任した沢木敬介氏(45)を新監督に招へい。元日本代表のフランカー安井龍太(30=前神戸製鋼)、SO小倉順平(27=前NTTコム)、7人制日本代表のWTB松井千士(25=前サントリー)を補強し、新体制を整えた。さらにW杯でリーダーグループの一員として「ONE TEAM」を引っ張り、ピッチ上では卓越したタクトを振った田村のリーダーシップが加わることで、上位進出にはずみが付きそうだ。

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2020年7月10日のニュース