奈紗、ロケットスタート決める!「たくさんバーディーを取って上位争いする」 女子ゴルフツアー初戦

[ 2020年6月25日 05:30 ]

貫録見せる!練習ラウンドでショットを放つ畑岡(GettyImages/JLPGA提供) 
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 国内女子プロゴルフツアーの今季初戦となるアース・モンダミン・カップは25日、千葉県のカメリアヒルズCC(6622ヤード、パー72)で開幕する。新型コロナウイルスの感染拡大により、予定より112日遅れの開幕。大会初出場の畑岡奈紗(21=アビームコンサルティング)は24日、ハーフを回ってショットなどを確認した。昨年は日本で5戦2勝。2年前に米ツアー初制覇を飾った節目の日に世界4位の実力を示す。

 雨の降る中での練習ラウンド。畑岡はスイングの前に2、3回跳びはねるおなじみのルーティンを披露するなど、リラックスムードでアウトの9ホールを回った。今年1月に米ツアーで2戦連続2位。コロナ禍で流れが途切れたが「試合は5カ月ぶり。プレーをするのが楽しみ。練習ラウンドはいつも通りできたので、万全の態勢で感染症を予防しながらできると思う」と明るい表情を浮かべた。

 主戦場とする米ツアーが2月中旬から中断となり、3月下旬に帰国。自粛期間は茨城の実家にとどまることを余儀なくされたが、体づくりは自転車と卓球で補った。自宅にあるバイクで毎日もがき続け、体脂肪を減らすことに成功。スイング時の切れに関して「振り切れていないところはあるけど感覚は良くなっている」と成果を口にする。また5月の大型連休中には「家で少しでも体を動かすため」に卓球台を購入。家族の中では70歳すぎの祖母が一番上手と明かす一方で「左右に振るとさすがに取れないこともありますけど」と話し、笑いを誘った。

 昨年はスポット参戦した国内5戦でメジャー2勝。世界4位の実力を見せつけた。米ツアー初優勝は2年前の6月24日で、日本時間では大会初日のきょう25日にあたる。記念すべき大会は、2年間の成長を証明する絶好の舞台。大会初出場の日本のエースは「いつも好スコアが出ると聞いている。たくさんバーディーを取って、上位争いできるように頑張りたい」と覚悟を示した。 

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