笹生優花 比類なきパワー「世界一」へ日本から第一歩

[ 2020年5月22日 05:30 ]

女子ゴルフ 開幕を待つルーキーたち(3)

アマチュア時代から世界の舞台で実績を残してきた笹生。開幕の日を待つ
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 日本とフィリピン。2つの国で育ち、2つの国籍を持つ笹生(さそう)優花(18=ICTSI)は、アマチュア時代から世界の舞台で実績を残してきた。14歳の時にフィリピンのプロツアーで優勝し、アマチュア世界一を決める昨年のオーガスタ女子アマでは堂々の3位。だが、プロ1年目の目標は堅実だ。「全試合で予選通過ができれば。もちろん優勝はしたいですけど、一歩一歩上がっていった方が自分はやりやすい」と語る。

 8歳でゴルフを始めた時、父・正和さんと約束をした。「体力づくりから始めよう。ランニングをしてから、コースにいきなさい」。毎朝5時に起床して走ってから、コースで練習に励む日々。今でも午前4時半には目が覚める。「前みたいに毎日ではなくて。でも、今日も走ってきました」。最難関だったプロテストを突破できたのは、地道に努力を積み重ねてきたからだ。

 本格的に日本に拠点を移したのは、プロテスト合格後。開幕に向けて「知り合いがあまりいないのは不安です」と本音ものぞく。昨年出場した宮里藍サントリー・レディースでは、昨年のJLPGA平均飛距離1位の穴井らを抑えてトップの264・250ヤードをマーク。スケールの大きさが魅力だ。

 昨年はプロテストと並行して米ツアーの予選会にも挑戦した。将来的な目標は「世界一」になること。東京五輪代表争いでは現在、フィリピン勢1番手だが「出られたらうれしいですけど積み重ねなので」と冷静だ。プロになっても、一歩ずつ世界の舞台へ。日本から第一歩を踏み出すべく、開幕の時を待っている。

 ◆笹生 優花(さそう・ゆうか)2001年(平13)6月20日生まれ、フィリピン出身の18歳。東京・代々木高在学中。8歳でゴルフを始め、18年にフィリピン代表として出場したジャカルタ・アジア大会で個人・団体ともに金メダル獲得。昨年6月に出場した宮里藍サントリー・レディースではアマチュアながら7位に入った。名前の由来は「優しく育ってほしい」。プロテスト18位、QT28位。得意クラブは1W。1メートル66、63キロ。血液型B。家族は日本人の父とフィリピン人の母、妹と弟3人。

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