IOCバッハ会長に海外メダリスト反発「状況読めていない」「非常に難しい」

IOC理事会後に記者会見するバッハ会長
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　国際オリンピック委員会（IOC）のバッハ会長は18日、新型コロナウイルス感染拡大で東京五輪に向けた各競技の予選中止が相次いでいる事態を受けて、各国・地域の選手代表220人と約2時間の電話会議で意見交換して「連帯」を呼び掛け、7月24日開幕の大会開催へ理解を求めた。

ボートで4個の五輪金メダルを獲得した世界的な元名選手マシュー・ピンセント氏（英国）が18日、自身のツイッターで2020年東京五輪の中止の必要性を訴えた。「バッハ氏には申し訳ないが、鈍感で状況が読めていない」と批判。「安全の確保と選手の練習や移動は両立しない。選手や関係者の安全を守るべきだ」と強調した。

　ボートで2個の五輪金メダルを獲得し、12年ロンドン五輪でオーストラリアの選手団長を務めたニック・グリーン氏は東京五輪の開催は「非常に難しくなっている。数週間前までは開催に自信を持っていた。同じ確信を持てなくなった」と語った。