東京五輪 陸上短距離個人出場は原則1種目に リレー金への戦略、2種目出場にはノルマ設定

[ 2020年3月20日 05:30 ]

サニブラウン・ハキーム
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 日本陸連は19日、都内で理事会を行い、東京五輪男子400メートルリレー金メダル獲得に向けたリレー戦略を発表した。万全の状態でリレーに臨むために短距離で個人の出場を原則1種目に絞ることを盛り込んだ昨年12月の選考案から種目制限の文言を削除した。

 一方で2種目出場にはノルマを設定。入賞ラインとされる100メートル9秒93、200メートル19秒94の突破、日本選手権短距離2冠、強化合宿への参加、リレー出場の意思があることという4つの条件を満たせば2種目出場を支援していく。

 100、200メートルで決勝進出を狙うサニブラウン・ハキーム(21=米フロリダ大)にとって高いハードルとなった。麻場一徳強化本部長は「(戦略は)現場との申し合わせ事項。拘束力はないが現場とは合意している」と話した。

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