フェンシング韓国女子3選手コロナ感染 GP大会出場の日本選手、2週間自宅待機

[ 2020年3月20日 05:30 ]

 フェンシング界にも新型コロナウイルスの脅威が迫ってきた。韓国メディアは19日までに、3月上旬に女子エペでGP大会(ハンガリー)に出場していた韓国の3選手が感染していたと報じた。同大会には10人以上の日本選手も参加。1次リーグでは日本の3選手が、感染している選手かどうかは不明だが、韓国選手と対戦していた。

 男女フルーレなど他の種目も合わせ、海外に遠征していた約70人の日本選手、コーチらは予定を変更し、16日までに新型コロナの感染が拡大している欧米から帰国。韓国選手の感染が判明する前から、日本協会は2週間の自宅待機を命じていることも判明した。女子エペで韓国選手と対戦した日本選手も含め、現時点で体調不良者はいないというが、動揺は広がる。日本協会の関係者は「女子エペの選手だけでなく、全員に検査を受けさせたいが、今の基準では難しいので…」と不安を口にする。

 代表強化拠点、味の素ナショナルトレセンでの練習も、もちろん今は禁止。他の競技と同様、大会再開の時期も見えない。同関係者は「継続して体調管理を徹底していくしかない。各自が自宅などでできるトレーニングをしてほしい」と話した。

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2020年3月20日のニュース