宇良、7戦全勝「うれしい」 兄弟子との優勝決定戦には複雑

[ 2020年3月20日 13:50 ]

大相撲春場所13日目 ( 2020年3月20日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲春場所13日目>千代大豪(左)を押し出しで下した宇良(撮影・坂田 高浩)
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 右膝の負傷から復帰して3場所目の西三段目30枚目の宇良(27=木瀬部屋)が7戦全勝で優勝決定戦進出を決めた。西三段目84枚目の千代大豪(22=九重部屋)との全勝対決は低く当たって相手の出足を止め、下から攻めて出て押し出した。全勝を懸けた一番で「緊張しましたよ。勝っても負けても(本割は)あと1番なので」と言いながらも、元幕内の業師は実力差を見せつけて完勝した。

 序二段で復帰した昨年九州場所は6勝1敗だったが、今年初場所は7戦全勝から決定戦を制して序二段優勝を飾った。2場所連続の全勝に「うれしいですね。勝負は運要素があるので、かみ合わせが良かった」と振り返った。

 千秋楽の優勝決定戦は、西序二段15枚目の二本柳(19=阿武松部屋)を破って7戦全勝とした東三段目64枚目の南海力(32=木瀬部屋)と対戦する。同部屋の兄弟子だが、かつては自身の付け人だった。相手が相手だけに、決定戦について聞かれると「楽しみではない」と話し、複雑な心境のようだ。

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2020年3月20日のニュース