サントリー松島、股下から超絶パス!同点T演出も惜敗「14人であれだけ戦えたのは収穫」

[ 2020年1月13日 05:30 ]

東芝に敗れ、肩を落とす松島(手前)らサントリーの選手たち(撮影・吉田 剛)
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 ラグビーのトップリーグの20年シーズンが12日に開幕し、サントリーは東芝に19-26で敗戦を喫した。

 大事な開幕試合を落とした。だが、この日一番の妙技でスタンドを沸かせたのはサントリーのFB松島だった。5点を追い掛ける後半7分、ゴール前右端から大きく展開。わずかに後ろにそれたパスをもらった松島には、相手ディフェンスが迫っていた。「練習しているわけではない」というが、そこで見せたのが両手で股下を通す20メートルのロングパス。ボールはWTBリーの手に収まり、一時同点のトライを演出した。「スローフォワードにならないように気をつけた」というとっさのパス。状況判断と確かな技術は、W杯での輝きそのものだった。前半にフランカー西川が一発退場となり、14人で残り50分間を戦う厳しい展開。その中で1人で何役もこなし、7点差以内の敗戦で勝ち点1を獲得。「14人であれだけ戦えたのは収穫」と前を向いた。

 リーチをタックルで止める場面もあったSH流も「1分の1で僕の勝ち」と冗談めかしつつ、「まだ14試合ある」と前を向く。2季ぶり王者奪回へ、下を向いている時間はない。

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