サーフィン松田詩野、競技への探求心で成長一途「メダル獲って子供たちの憧れに」

[ 2020年1月2日 09:40 ]

10代アスリート いざ飛躍

「子供たちの憧れになりたい」と話す松田
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 東京五輪で初採用となるサーフィン女子で出場が有力なのが17歳の松田詩野だ。昨年9月のワールドゲームズ(WG、世界選手権に相当)でアジア選手最高の15位に入り、条件付きで東京五輪への出場権を獲得した。定時制高校に通う女子高生サーファーはプロの最高峰チャンピオンツアーの選手にも勝利し「自分のサーフィンができて良かった」と自信を深めた。

 180度開脚できる柔軟な下半身を武器に、切れ味の鋭いオフザリップ(波の上でターン)が得意技。最近では日本女子でいまだ成功者のいない大技、エア(波に板を当てて空中で横回転)の習得に燃える。「サーフィンのレベルを上げたいし、新しい技にも取り組むことで楽しくなる」。純粋な探究心が、成長の糧となっている。

 今年のWGで上位6人に日本人選手が入らなければ、松田は正式に五輪内定となる。愛らしいルックスでも注目を集めるヒロイン候補は「みんなうまい。自分ももっと成長して五輪でメダルを獲り、子供たちの憧れの選手になりたい」とまなじりを決した。

◆松田 詩野(まつだ・しの)2002年(平14)8月13日生まれ、神奈川県茅ケ崎市出身の17歳。地元のスクールで6歳でサーフィンを始め、16年に全日本選手権初制覇。18年世界ジュニア選手権で個人準優勝を果たし、団体優勝に大きく貢献した。趣味は映画観賞。1メートル58。

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2020年1月2日のニュース