【箱根駅伝】金哲彦氏 全員が120%の力を出した青学大 東海大は想定外のペースが影響?

[ 2020年1月2日 15:58 ]

金哲彦氏
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 往路を制した青学大は全員がほぼパーフェクトの走りをした。特に2区の1年生・岸本は凄かった。高校時代にずば抜けて強かったというわけではないが、そういう選手を短期間でこのレベルまで仕上げられるのが青学大の強みだ。4区の吉田祐の区間新も素晴らしかった。これまで3年間一度も出番がなく、普通ならモチベーションが下がってもおかしくないところだが、原監督が寮で一緒に生活しながらずっとフォローしてきたのだろう。そしてチャンスを与えれば、きちんと選手がその恩に応える。そういう図式がチーム内に出来上がっているからこそ、全員が自分の力を120%出すことができたに違いない。

 V候補の東海大も大きなブレーキはなかった。ただ、今回は青学大が強すぎた。時計を何度も見ながら走る選手が多かったので、もしかしたら自分たちの想定ペースよりも速いと感じて自重してしまったのかもしれない。青学大だけでなく2区区間新の相沢(東洋大)や3区区間新のビンセント(東京国際大)など、想定以上のタイムが相次いだことも東海大の走りに影響した可能性が高い。

 2位の国学院大は往路Vを公言していた通りの走りを見せて110%の力を発揮したものの、やはり青学大には及ばなかった。3位の東京国際大は台風の目になると予想していたが、実際その通りになった。ビンセントの快走だけでなく他の選手も頑張り、これで上位常連校の仲間入りをする布石ができたのではないか。(駅伝マラソン解説者)

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