天理大完敗 1年から主力のFB立見聡明はウオーターボーイで終戦

[ 2020年1月2日 15:56 ]

第56回全国大学ラグビー選手権準決勝   天理大14―52早大 ( 2020年1月2日    秩父宮ラグビー場 )

<早大・天理大>早大に敗れ、肩を落とす天理大フィフティーン(撮影・吉田 剛)
Photo By スポニチ

 苦い大敗をウオーターボーイとして味わった。天理大FB立見聡明(4年)は「1年から出ていて、大観衆も経験していて、慣れている僕が出て、試合の雰囲気を明るくできたらと思っていた。ピッチサイドから声をかけても、選手はプレーに集中していて僕の声が入っていなかった。ゲームの中で指示をできたら良かった」と無力感を漂わせた。

 昨年準Vチームが序盤から浮き足立った。フッカー岡山が、No・8ケレビがノックオン。展開をしてもバックス陣がポロポロとし、チャンスを生かし切れなかった。ラインアウトは完全に分析され、後半はほとんどマイボールを確保できなかった。

 守備では、前半、セットプレーからことごとく早大にバックスで崩されて3トライを奪われた。決定打は、12―28の後半18分、22メートル付近での早大ボールスクラム。前半のようなバックスでの展開を警戒したところで、No・8丸尾にサイドアタックをしかけられた。ゴールライン手前でなんとか止めたが、素早く出されてフランカー相良にトライを奪われた。14―35と突き放され、以後、ワンサイドゲームになった。

 立見は、去り際に「ケガをしなかったら」と、無念を口にした。11月の関西リーグ第6節の同大戦で右ひざ靱帯を断裂した。「何かできること」と考え、ウオーターボーイを立候補した。

 練習中は道具の片付けをし、水を仲間に手渡した。1年からSOでレギュラーを張り、3年前の準決勝・帝京大戦にも現4年で唯一出場した主力が、黒子に徹した。明和県央(群馬)卒業後は就職するはずだった細身のバックスは、馴染みのない関西で心身ともに力を付けた。

 最終学年の大学選手権に出られなかった悔しさを抱えたまま、卒業後は豊田自動織機へ進む。持ち味であるゲームセンス、的確なキック、仕掛ける力を社会人で発揮するために、1月に手術をする。復帰は夏になる見通し。次のステージで、もっともっと大きくなる。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「NBA」特集記事

2020年1月2日のニュース