渋野47位に後退 また“鬼門”15番でボギー「タンポポごめんなさい」

[ 2019年11月3日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー スウィンギングスカート台湾選手権 第3日 ( 2019年11月2日    台湾・新北市 美麗華クラブ=6504ヤード、パー72 )

15番、植え込みに入った自分のボールを確認する渋野(撮影・木村 揚輔)
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 34位から出た渋野日向子(20=RSK山陽放送)は4バーディー、5ボギーの73とスコアを落とし、通算イーブンパーの47位に後退した。首位とは18打差。65をマークした昨年覇者のネリー・コルダ(21=米国)が単独首位に立ち、大会連覇に王手をかけた。

 巻き返しを期した第3ラウンドは73とスコアを落とす形となった。しかし、随所に光るプレーも。渋野は「最後の方はちょっとずつパットが決まってきてたし、次につながるかなって思います」と一日を前向きに捉えた。

 第2Rでダブルボギーを叩いた鬼門の15番。同じようにティーショットを右に曲げ、「タンポポごめんなさいって感じ」と植え込みからの2打目は出すだけに。ボールは木の根元のラフで、左足下がりの難しいライ。ここで冷静だった。前日にグリーン左サイドの池に入れた場所からの第3打。無理にピンを狙わず、右サイドからグリーン奥エッジに運んだ。ボギーに収めて「ようボギーで上がれた」。失敗を無駄にしない、マネジメントが光った。

 風が吹き続ける難しいコンディション。自身が伸び悩む中、上位陣がスコアを伸ばす姿を目の当たりにし「レベルが高い。痛感してます」。メジャー覇者ではあるが、今大会が米ツアー2戦目。成長を続ける20歳は「最終日は爆発できるよう頑張る」と力を込めた。

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