グリズリーズの新人モラントが大活躍 30得点到達はルーキーでは初めて

[ 2019年10月28日 14:01 ]

新人ながら30得点を稼いだグリズリーズのモラント(AP)
Photo By AP

 NBAのドラフトで全体2番目に指名されたマーリー州立大(ケンタッキー州)出身のポイントガード、ジャー・モラント(20=191センチ)が27日、地元メンフィス(テネシー州)で行われたネッツ戦に32分出場し、フィールドゴール(FG)を22本中13本(うち3点シュートは2本中1本)成功させて30得点と9アシストをマーク。今ドラフトで指名された選手の中では最多得点で、試合は延長の末にグリズリーズが134―133(前半59―57、延長14―13)で競り勝って今季3戦目で初勝利を挙げた。

 モラントは第4Qの残り7秒、マッチアップしていたカイリー・アービング(27)を振り切ってドライブインから同点のレイアップを成功。直後にアービングが放ったジャンプシュートをブロックして相手を延長に引きずり込んだ。その延長では残り3・7秒からのプレーで、この日6得点だったフォワードのジェイ・クラウダー(29)が正面から3点シュートによる“逆転サヨナラ”のブザービーターを成功。1万6000人の地元ファンを歓喜させた。

 ネッツは今季の年棒が31億7420万ドル(約35億円)に達しているアービングが37得点を挙げたものの惜敗。開幕戦のティンバーウルブス戦に続いて延長で敗れ、1勝2敗となった。

 レイカーズは地元ロサンゼルスでホーネッツを120―101(前半63―62)で退けて2勝1敗。ポイントガード役を務めているレブロン・ジェームズ(34)は第3Q終了時点で6得点だったが、勝負どころの第4Qに14得点をマークして20得点、6リバウンド、14アシストを記録した。

 ペリカンズから移籍してきたアンソニー・デービス(26)は29得点、14リバウンド、3ブロックショット、7季ぶりにレイカーズに復帰したセンターのドワイト・ハワード(33)は23分のプレータイムで16得点、10リバウンド、4ブロックショットをマークした。

 25日に八村塁(21)が所属しているウィザーズに85―97で敗れたサンダーは、地元オクラホマシティーで過去5季連続でファイナルに進出しているウォリアーズに120―92(前半70―37)と圧勝し、3戦目で初勝利。ベンチから出たW杯中国大会のドイツ代表でポイントガードのデニス・シュルーダー(26)が22得点、8リバウンド、6アシスト、4スティールを稼いでチームをけん引した。

 ケビン・デュラント(31)がネッツに移籍し、シューターのクレイ・トンプソン(29)を膝のじん帯断裂で欠いているウォリアーズは10季ぶりの開幕連敗。ステフィン・カリー(31)は23得点を挙げたが、第3Q終了時点で37点差をつけられるという予想外の大敗だった。

 <27日の結果>

*サンダー(1勝2敗)120―92ウォリアーズ(2敗)
*グリズリーズ(1勝2敗)134―133(延長)ネッツ(1勝2敗)
*ティンバーウルブス(3勝)116―109ヒート(2勝1敗)
トレイルブレイザーズ(2勝1敗)121―119*マーベリクス(2勝1敗)
*レイカーズ(2勝1敗)120―101ホーネッツ(1勝2敗)

 *はホームチーム

続きを表示

この記事のフォト

2019年10月28日のニュース