御嶽海 大関獲りへ12勝目標、攻めの姿勢貫く 台風被害の故郷長野支援継続も

[ 2019年10月28日 13:40 ]

会見で新番付を手にする御嶽海
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 大相撲九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)の新番付が28日に発表され、9月の秋場所で2度目の優勝を果たした関脇・御嶽海(26=出羽海部屋)が福岡県新宮町の出羽海部屋で会見し、「自分の相撲を取って10勝以上。先場所と同じ12番を取れるようにしたい」と意気込んだ。

 関脇だった7月の名古屋場所は9勝で、秋場所は12勝3敗で並んだ貴景勝との関脇同士の優勝決定戦を制した。九州場所で12勝を挙げれば、大関昇進の目安と言われる3場所合計33勝に到達する。大関の昇進を預かる日本相撲協会の審判部は今場所が大関獲りの場所とは明言していないが、勝ち星が伸びていけば昇進の機運は高まっていく。御嶽海は12勝という目標について「上がれなくても次につながる数字」と大関を見据えている。

 三役在位は連続17場所で、計18場所目。最も大関に近い存在であるのは間違いない。ただ、三役で2桁勝利を挙げたのは、いずれも優勝した昨年名古屋場所(13勝)と今年秋場所の2度だけ。「落ち着いて取れば(10勝以上は)取れると思うが、そこまで安定していない」と不安ものぞく。巡業では「土俵に上がるのが増えた」と番数は伸びたが、一方で「基礎運動が少なかった」と万全の仕上がりとは言えない状況でもある。

 不安を払拭して目標を達成するために「前に出ることを忘れないようにしたい」と攻めの姿勢を貫くことを誓った。さらに、最近3場所はいずれも初日に敗れているだけに「序盤が大事」とスタートダッシュも意識していく。

 今月の台風19号では、故郷の長野県が千曲川の氾濫などにより甚大な被害を受けた。長野市在住の知人も数多く被災したという。被災者のために、秋場所で受賞した殊勲賞の賞金200万円を支援に充て、500ミリリットルの飲料水2000本も送った。今後も支援は続けていく考えで、九州場所後の12月には水害で大打撃を受けた知人のりんご農園の泥などを除去する作業に出向く計画もある。その前に、地元の人々を勇気づけるには土俵で結果を残すしかない。「勝っている姿を見せて元気になってもらえれば」と故郷に思いをはせた。

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