東京都、札幌開催に代わり五輪マラソンに午前3時案

[ 2019年10月24日 19:30 ]

 東京都が2020年東京五輪のマラソンと競歩の札幌移転案に対する代替案として、競技の開始時間を前倒しして午前3時や午前5時とすることで従来通りの都内開催を検討していることが24日、関係者への取材で分かった。暑さ対策への有効性を詳しく調べ、国際オリンピック委員会(IOC)や大会組織委員会に提案するかどうか判断する。

 小池百合子知事は「これまで準備を重ねてきたので、東京でという気持ちに変わりはない」との意向を示しており、30日から都内で開かれるIOC調整委員会には小池氏自身が臨む方針という。

 マラソンは現在、午前6時開始予定。日本医師会と東京都医師会は昨年末、専門家への調査に基づいて開始時間をさらに前倒しするよう要望していた。関係者によると、都側はこの際のデータを取り寄せ、午前3時や午前5時にスタートする案の実現可能性を模索しているという。

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2019年10月24日のニュース